
人は睡眠時に深い眠りであるノンレム睡眠と、浅い眠りであるレム睡眠を繰り返している。個人差はあるが、おおよそ90分ほどで一周期と言われている。深く眠っている時間に起こされると、体に不快感が残ったまま起きることになるが、逆に眠りが浅い時間であるレム睡眠時に起こされれば不快感なく起きることができる。
そこで、目覚ましを設定する時は、睡眠の周期を計算して設定すると目覚めるのが楽になるだろう。眠りの状態は呼吸などから推測でき、睡眠の周期の中で比較的快適に起きることができるタイミングでアラームを鳴らす目覚まし時計もある。睡眠の周期は体調や生活環境によっても変化するので、常に一定ではないことを把握しておくことが重要だ。
最適な睡眠時間は人によって異なるので、一概に最適な時間数が決まっている訳ではないものだ。大きく分けて三つのタイプに分けられており、ショートスリーパーと呼ばれる4時間弱の睡眠が最適な時間の人と、6時間前後が最適な時間になるミドルスリーパー、そして7時間から8時間ほど睡眠が必要なロングスリーパーに分けられている。
全人口の半分以上の人がミドルスリーパーに該当しており、一番少ないのがショートスリーパーである。つまり、ほとんどの人が6時間以上の睡眠が必要というわけだ。毎日の平均睡眠時間が適切時間を超えてしまうのも体に良くないので、寝れば寝るほど良いのではなく適切に睡眠をとることが必要なのである。寝る時間だけでなく、自分に合った寝具を使うことも睡眠の質を高めるには重要だ。