就寝前は考えごとを減らす

明日に向けて就寝前に十分な準備をしておこうと考えて生活している人は多い。翌日のスケジュールを確認して一日の段取りをシミュレーションしておいたり、メールチェックをして仕事が増えていないかを調べたりするなど、日課のようにしてこれからやるべきことについて確認している人も少なくない。

SNSやブログなどで他人の近況を確認する人も多いだろう。しかし、このような活動は考えごとを生み出してしまいやすいので、避けた方が良いだろう。明日は何をしなければならないか、他の人がこんなことをやっているから自分はどんなことをしようか、といった形で考えを巡らせてしまうのは睡眠の質に影響を与えるので注意しなければならない。

考えごとをするきっかけができてしまうと脳の活動を活発化させてしまい、寝付きが悪くなったり、中途覚醒を起こしてしまうことが少なくない。睡眠の質が著しく低下する原因になるので、睡眠前にはできるだけ頭を使うような活動はしないように心がけた方が良いだろう。頭を使わないように働きかけるような活動をすると、普段から考えごとが多い人も睡眠の質を改善させられる可能性がある。

例えば音楽を流して自然に頭の中を回るようにすると、考えごとをしようという脳の働きが弱まる。このような工夫をすることで、睡眠の質を向上させるのに成功している人は多い。自分にとって就寝前に行う活動として何が適しているかを考えて試してみると良いだろう。考えているだけではかえって睡眠の質を低下させかねないので実行が重要である。